逸失利益を計算する場合には、中間利息年5%の控除をします。1年後の105万円は今の100万円と同じ価値ということで、2年後、3年後・・・の収入を同じように計算します。これを、いちいち計算するのは面倒なので、働ける年数に応じて、一定の係数を掛ければ簡単に計算できるようにしたのが、ライプニッツ係数とホフマン係数です。ライプニッツ係数は複利計算です。つまり、今の100万円が2年後には1,102,500円であるとする計算方法です(100万円×105%×105%)。現在の交通事故では、通常このライプニッツ係数を使います。