信頼の原則

法律の世界では、「過失とは、危険を予測できたのに、それを回避しなかったこと」と考えます。これはあくまで、他の運転者も普通の運転をすることを信頼した上での予測回避義務のことを指しています。これを、信頼の原則といいいます。そこで、暴走運転をする人の存在は予測されるから、普段からそれも想定して事故を回避するための運転をする必要があるか?というと、信頼の原則により、そこまでは必要ないことになります。